発達障害児のコミュニケーションを改善するトレーニング方法

発達障害・療育

うちの子がまた友達に変なことを言ったみたいで、けんかになっちゃった。。。

それは困りましたね。発達障害児のコミュニケーションにまつわるトラブルは多く耳にします。

うちもこれで何回目やら。どうにかならないかしら。

大丈夫。適切な方法でトレーニングすれば改善できますよ!

発達障害児のコミュニケーションを改善するトレーニング方法

発達障害児のコミュニケーションを改善するトレーニング方法

発達障害児は、場の空気を読んだり、相手の感情を想像して動くと言う事に難しさを感じることが多いものです。そのせいで、学校でトラブルになり、いじめや仲間外れ、不登校に繋がってしまうと言われます。

しかし、このすべては「ちょっとしたコミュニケーションのずれ」なのです。いじめのきっかけは大きなことがあったから!ではなく、ほとんどの場合小さな出来ごとをきっかけとして発生しています。

そこでこの記事では、発達障害児がコミュニケーションを起因としたトラブルを回避するために、コミュニケーショントレーニング方法について確認していきます。この記事のソースは、子供のコミュニケーショントレーニング教室を全国で初めてオープンしたマナカルさんの教育方法をもとにしています。興味のある方はマナカルさんのホームページをご覧ください。

コミュトレ方法① まずは話すことに対する悪印象を払拭

発達障害児の中には、話をすること、人とコミュニケーションをとることに対して、マイナスのイメージを抱いている子が多くいます。特に小学校中学年以降になるとその傾向が顕著になるかもしれません。

幼稚園児までは何を話しても自由だったし、ある意味皆耳を傾けてくれた。しかし小学校に上がると、自由に話すというよりも「正解」を求められることが多くなります。そうなると失敗体験を何度も経験してしまう。その結果悪印象がついてしまうというロジックです。

参考>>急増する子供のコミュニケーション障害、治すために理解すること

そのため、まずは「コミュニケーションをとることは楽しいことだよー」と脳にイメージを植え付けることが最も重要です。ここがなければどんなに、話術の練習をしても意味がありません。

確かにうちの子も、友達関係に対して積極的ではないかも。でも、どうやったらコミュニケーションが楽しいって認識させるの?

そこで大切になるのが、②と③の項目です。この2つをやることでコミュニケーションに対して肯定的なイメージを植え付けることが出来ます!

コミュトレ方法② 話を聴いてあげる土台を完璧にする

コミュニケーションは楽しいと思わせるためには「話を聴いてあげる土台を完璧にする」ということです。ここをないがしろにしてはいけません。

小学校のクラスをイメージして下さい。自分の自己紹介をする時に、おしゃべりをされていたり、後ろを見ている生徒がいたり、ヤジを飛ばしてくる生徒が居たらどうでしょうか?うまく話せますか?いや、難しいですよね。恐らく大人でもその環境で話をしなさいと言われたら大変です。

逆にみんなが、自分の方を見て、興味津々って顔をしてくれていたらどうでしょうか?幾分話しやすく成りますね。そして自分が話し始めても、誰も脱落せず、最後まで相槌を打ちながら、時折笑顔を見せながら話を聴いてくれたらどうでしょう?調子に乗ってペラペラと話し始めるのではないでしょうか?

Aさん
Aさん

確かにそうですね。私もペラペラずっと話をしてしまいそうです。

そう、大人も子供も変わらないんですよ☆

つまり、ここが一番の肝なのです。小学校に上がったら、コミュニケーションや発表が苦手になるのがここなんです。「誰も聞いていない」この環境で発表させられるって辛いです。どうにか学校でもこの部分に着目し、改革してほしいものです。

ですから、お子様が話をする際には、「〇〇しながら聴く」のではなく、手を止めて体を正面に向けて、目を見て話を聴くようにしましょう。

コミュトレ方法③ どんなに下手な話でも必ず承認をする

話を聴く土台が出来ても、注意しなければいけない点があります。それが、途中で口を挟むと言う事。これもしたくなる気持ちはよくわかるのですが、グッとこらえてください。

「え?どういういみ?何が言いたいのかわからないんだけど」

こんな事言われたら凹みます。会社で上司に言われたら凹みますよね。子供も一緒です。親は時として、自分の心の余裕のなさから冷たい言葉をぽろっと子供に浴びせてしまうことがあります。しかしその言葉を冷静に拾ってみてみると、結構ひどい(笑)

そのため子供が話をしてくれたらどんなに意味が分からなくても、

「そうだったんだ!それで、それで!?」

「お話し上手になったね!」

「すごく分かり易かったよ!」

このような形の言葉をかけてあげましょう。その時にも、目を見て笑顔で言葉をかけると良いでしょう。しかしこれでは、間違った表現を直せないじゃないか!と思われた方もいるかもしれませんが、今はその段階ではありません。まずは、子供が「話すことって楽しい」と思えるまではそれでいいのです。楽しいと思えば、自然と口数が増える。口数が増えれば自然と上達します。

もし万が一誉め言葉が浮かんでこない場合は、ある必殺技を使いましょう。

それは、「笑顔で全力で拍手!!!」

これで完璧です。子供だましではなく、本当にこれで完璧です。絶対に人間は「ニヤつきます」(笑)子供も大人も関係なく、絶対にです。

ここまでで「話すことが楽しい」という土台が出来ました。これだけでもかなりの進歩ですので、素晴らしいことです。ここまでクリア出来たら次に進みましょう。

コミュトレ方法④ なるべくお手本をしっかりと見せる

コミュニケーション力を上げるためには、いきなり子供に本読み等をさせるのではなく、まずはお手本を見せましょう。発達障害児の場合は、特に何度もお手本を見せてあげましょう。そしてその後に繰り返しやらせる。

具体的には、本読みの練習をする場合、親が2回先に読む。子供が1回読む。これを10回繰り返すと良いでしょう。この際、上手に読めなくても親御さんが焦らない事。イライラしないことが大切です。10回繰り返してもうまくならないかもしれません。それでもいいのです。絶対に無駄にはなりませんから、一歩一歩ゆっくり歩みを進めていきましょう。

読み間違いの指摘もあまりしないほうがいいでしょう。こちらが指摘して直すではなく、子供が自ら「あ、違ったわ」と気づくことが大切なんです。そのために親が先に2回読むとしています。「気づいたこと」と「教えてもらったこと」では脳への定着率が全く違います。そのため「気づかせる」と言う事をキーワードにしてください。

コミュトレ方法⑤ ケーススタディを何度も繰り返す

そして、最後はケーススタディを何度も繰り返すことです。発達障害児はそのとき頭に浮かんだ言葉を、そのままポンっと言ってしまうところがあります。それはそもそもその言葉を言うとなぜいけないかがわかっていないからです。

これはケーススタディをすることで発達障害児もしっかりと学んでいきます。

そのため、お友達から遊びに誘われた時の断り方や友達に何かを貸してもらうときの言い方等、具体的なケースを想定して、この場合はこういうといいいよと言って一緒に練習をしましょう。繰り返し言いますが、この点は訓練によって改善できます。

ただ自宅でケーススタディをすると言っても、どのようなケースを用意すべきか、どういうのがベストな回答なのか分からない場合もあるでしょう。そのため、療育ホームのようなところでトレーニングを受けたり、民間でもコミュニケーショントレーニングを実施している教室にお願いしたほうが良い場合もあります。

自宅でやったほうが当然コストは安いです。しかし、親御さんにかかる負担は結構なものです。また我が子だからこそ、感情が入ってしまいます。しかし教室であれば、お金はかかりますが、感情が入らないからこそ、淡々とトレーニングをしてもらうことが可能だと私は感じています。私の妻もホームティーチャーとして療育ホの仕事をしていますが、自分の子に対する接し方と他の子供への接し方はまるで違います。これは大きなメリットだと思いますよ。

以上が、発達障害児のためのコミュニケーショントレーニング方法でした。繰り返しになりますが、一番大切なのはまず「話すことって楽しい」と認識させること。すべての始まりはそこからです!

Aさん
Aさん

そうですね。よくわかりました。ただ本読みの親が2回を10回繰り返すっていうのは大変ですね(笑)その時点でストレスたまってきそうです。

血縁関係であるが故の悩みですね。

でも、民間施設もあるようなので、そういったところをうまく利用してみようと思います!ありがとうございました。

DAIMINA

高卒にて超ブラック企業のトラック会社にて2年間勤務。ここで社会人としての基礎と根性を学ぶ。その後、東京の5つ星ホテルにてドアマンを務める。ホテル退職後、人生をかける仕事に出会い人生が一変。現在では、全国展開する企業の取締役を務め、一般社団法人の理事兼事務局長を務める。プライベートでは、2児の父。趣味は子育てと自己啓発。

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