児童発達支援士受講者限定の療育エピソードサイトとは

今回は児童発達支援士を認定している人間力認定協会が始めた新しいサービスである「療育エピソード」についてご紹介したいと思います。

児童発達支援士の療育エピソードとは

このサイトでもおすすめ資格としてご紹介している児童発達支援士の新サービスが始まりました。その名も「療育エピソード」です。その名の通り、療育に関するエピソードを閲覧できるウェブサイトという認識で良いと思います。

先日公開されたばかりで、私もまだ少ししか確認していませんが、とても情報量が多く有益だと感じたためこのサイトでも紹介をさせていただきます。

ただし 1点注意点があります。それは療育エピソードサイトは、児童発達支援士または発達障害コミュニケーションサポーターを受講した方のみが閲覧できるサイトになっているということです。そのため受講していない方が閲覧することはできません。サイトのURLは非公開となっており、受講者専用LINEからしかアクセスができないような仕組みになっています。

[sitecard subtitle=関連記事 url=https://jinzaiproduce.com/archives/94 target=]

大量の療育エピソードを確認

私が確認したところ、100近くのエピソードがありました。これは私が目視で1つずつ数えたものであり、正確な数字ではありませんがかなりのボリュームであることは間違いありません。1つ1つのエピソードもそれなりの文字数があったので、全てを読もうと思ったら小説を何冊か読むくらい大変な作業かもしれません(笑)

ユーキャンが販売している「子ども発達障がい支援アドバイザー」講座を申し込みすると、発達支援のエピソード小冊子みたいなものがおまけでついてくるのですが、そちらは10〜20程度のエピソードだったと記憶しているので、ボリュームが全く異なります。

また児童発達支援士の方は、ウェブサイトでエピソードが公開されているので下記のメリットがあると思います。

  1. スマホでいつでも閲覧できる
  2. 条件をつけて検索できる(ADHD・癇癪など)
  3. 情報が随時更新される

みなさまも経験があると思いますが、小冊子をもらったところでそれを開くのは、半年に 1度とか 1年に1度と頻度が少なくなるでしょう。挙句の果てには、どっかに行ってしまった。となってしまうことが多くあります。

しかし、ネットでいつでもアクセス可能であれば、隙間時間に確認できますし、まさに今育児で困っている!という時に、パパッと見ることもできるでしょう。これは家庭だけでなく、支援教室などで働いている方にとっても安心材料になると思います。

また下記のような条件検索ができる用になっています。

そのため「6歳児のエピソードだけをみたい」「ADHDの子どもが癇癪を起こした時の対処は?」などといったように検索ができ、知りたい情報をピンポイントで確認することができます。

私はこれまでさまざまな発達界隈の資格やウェブサイトを確認してきましたが、これだけのボリューム感でこれだけの操作性の良いエピソード集をみたことがありません。しかも受講者であればいつでもこの情報を閲覧できるというのは、児童発達支援士の付加価値がさらに増したといえるでしょう!

こちらの団体は定期的な情報配信だけでなく、申し込みのタイミングによっては「合格保証」や「書籍音声プレゼント」などをおこなっており、サービス精神が旺盛だなという印象を受けています。

療育施設や支援教室にも大きなメリットが!

これは人間力認定協会が発信しているメリットではありませんが、私がみていて放課後デイや療育施設、保育士など仕事として療育に携わっている人にも大きなメリットがあると感じました。先ほど伝えたように、子どもの対応に活かせるということは別にもう一つ大きなメリットがあります。

それは何かと言いますと、エピソードの中のテーマに「療育施設の利用に関するエピソード集」というテーマがあり、そこでは「療育施設を選ぶポイントは」「通わせてよかった点は?」「逆にあまり良くなかった点は?」といったような設問があります。これを保護者の立場で見ると「子どもを療育施設に通わせる際の目安」として役立ちます。次に放課後デイなどで働く方の立場で見ると「なるほど、皆さんこういう部分を意識して選んでいるのか。こういう行為は満足して、こういう行為は不満につながっているのか」ということがありのままに見えてきます。

当然各施設でも満足度アンケートなどを実施しているかもしれませんが、素直に書いてくれているかは微妙なところです。しかしこういった第三者的な立場の団体が実施するアンケートであれば素直に思いのまま書くことでしょう。

そういった意味で、療育施設などで働いている方にとっても大きなメリットだと感じました。

療育エピソードの一部をご紹介

以下に療育エピソードの一部をご紹介します。療育エピソードは条件付きで引用・拡散することが許可されています。そのルールに則り引用をさせていただきます。

今回ご紹介するのは先ほども紹介した「療育施設利用に関するエピソード」をご紹介いたします。

以下、児童発達支援士の療育エピソードより引用

療育施設利用に関するエピソード①

Q1. なぜ療育施設を利用することにしたのか?

上の子と比べて言葉が遅れてるな。と感じて市の発達検査を受けた結果やはり遅れてて、上の子が早くおしゃべりしたいって言ってきたので通うことを決意しました。

Q2. 施設選びで意識したポイントは?

わからなかったので、市役所から言われた療育に行くことにしました。1つずつ子供に合った療育を探そうと思って。

Q3. どのような療育が施されましたか?

未満児は集団指導、音楽療法、食事療法でスタッフは4人ぐらいでした。4歳からは、個別指導、作業療法、言語療法で全てマンツーマンでした。

Q4. 子どもは積極的に通えましたか?

初めはなかなか慣れず、観て過ごす事が多かったです。好きな事は参加したり、無理矢理に参加はさせませんでした。どんどん慣れて、今日は行く?と聞かれる事が増え楽しんでました。

Q5. 療育に通わせたことでどのような変化がありましたか?

効果はあまりよくわかりませんでした。ただ、通う事で色んな知識や接し方、こう言うふうに教えた方が伝わりやすいとか、私自身の勉強になりました。子供もお友達が増え楽しそうでした。

Q6. 療育施設利用を成功に導くうえで大切だと感じたことは?

子供に楽しい事を伝え、毎回通えるように促してくれたり、家で困った時の対応を一緒に考えてくれました。また、親だけの交流会とかあり、親同士が仲良くなったので、子供の為に通う苦痛が無くなった事がよかったです。

療育施設利用に関するエピソード②

Q1. なぜ療育施設を利用することにしたのか?

幼稚園の入園試験後に園長面談があり、発達障がいを疑われ保健センターに相談するように言われました。入園の条件として、保健センターへの相談と母親の園への協力が提示されました。保健センターに相談すると、医師の相談や療育の紹介をしてくれました。診断書を書いてもらい、受給者証の申請、療育の決定までサポートしてもらいました。幼稚園入園にあたって、集団生活に入るにはサポートが必要と思いしらされ(子供と家族だけでなく、受け入れ幼稚園にとっても園だけでは面倒をみきれないという思いがあった)、早くからの療育は必要と感じ、今後の成長のために利用を決めました。

Q2. 施設選びで意識したポイントは?

継続できるように、自宅から通える範囲で。子供の特性からして、子供とスタッフさんとの相性と環境整備ができているかは重要視しました。

Q3. どのような療育が施されましたか?

10人以上集団指導では、特性が目立つばかりで我慢することが中心になっていたので少人数で対応してくれる療育に変更しました。子供4~6人に対してスタッフさん3~4人で指導。全身を使う遊びや体操、指先をつかう簡単な創作、おやつタイムなど一斉活動が中心でしたが、一人ひとりのコンディションに合わせて個別対応してくれました。指導の最後には、スタッフさんと親が話す時間があり、振り返りや相談ができました。

Q4. 子どもは積極的に通えましたか?

療育のお友達ができて、楽しく通っていました。

Q5. 療育に通わせたことでどのような変化がありましたか?

有り余った力や我慢した感情を安全に発散する場所ができました。本人の理解しやすい方法で友達とのやりとりや、集団での過ごし方を身に付ける事ができました。家族の相談場所が近くにできたので、安心でした。

Q6. 療育施設利用を成功に導くうえで大切だと感じたことは?

何ヵ月、何年という長いスパンで利用し、結果や変化を直ぐに求めない気持ちは大事だと思いました。子供本人が楽しく通えているのか、とても重要だと思いました。

療育施設利用に関するエピソード③

Q1. なぜ療育施設を利用することにしたのか?

児相に相談し、紹介された施設に見学に行きました。仕事の関係と母体になる園との関係で土曜日を希望しました。母体になる園は月曜から金曜、しっかりと行けるように習慣つけたいと思いがあったのと園長先生も園生活も大事なので、可能なら平日は慣れたお友達と一緒に過ごすことも必要だと思います。との考えを聞いたのも土曜日に通うきっかけになりました。今、お世話になってる療育施設は見学に行った時から子供が楽しんでいて、少しの時間なのに子供の得意、不得意を知り、過ごしてくれたのも大きな決め手でした。声掛けも否定的な言葉ではなく、肯定的な言葉が多く勉強になりました。

Q2. 施設選びで意識したポイントは?

子供が楽しめたか。お世話になるうえで、子供にとってストレスになるのではなく、楽しめるのが必要。楽しむ中で同じ年頃の友達と遊ぶのが楽しい、と感じて欲しいと言うおもいがあるから。

Q3. どのような療育が施されましたか?

集団指導です。子供3人療育者も3人です。

Q4. 子どもは積極的に通えましたか?

療育施設の名前を前日から言ってます。子供は施設に行く道中で施設までの道を覚えているので喜んでます。

Q5. 療育に通わせたことでどのような変化がありましたか?

大きな期待をしてしまうと目に見える成果?効果?がないと私がしんどくなるので、通い始めから、最後まで楽しめる事!が一番。強いて言うなら、支援時間内の大まかなプログラムを子供が理解し、切り替えが出来てると先生が言ってくれたので、子供なりに状況判断ができてるんだと嬉しく思います。これが、効果かな。

Q6. 療育施設利用を成功に導くうえで大切だと感じたことは?

子供もですが親がしんどくなりないのもとても必要だと思います。

【まとめ】児童発達支援士限定の療育エピソードサイトとは

いかがだったでしょうか。とても有益なサイトが公開され私としては非常に満足しています。このように「動き」がある団体というのは、実は資格運営をしている団体としては珍しいんです。

当サイトではこれまでも児童発達支援士を一番おすすめとしてきましたが、今回のエピソードサイト公開によって、さらに他に差をつけたかなと思います。

受講者しか閲覧できないという制限はありますが、支援が広がるきっかけになれば嬉しいですね。

[blogcard url=https://ninkyou.jp/hattatu-license/ target=blank]


投稿日

カテゴリー:

投稿者:

タグ: