子ども発達障がい支援アドバイザー資格は転職で役に立つ資格なのか

今回はユーキャンから販売されている子ども発達障がい支援アドバイザー資格は、依然行われていたフェアにて「完売」になったほど人気が高まっているようです。そのため今回の記事では、この資格が就職や転職に役立つのかについてまとめてみたいと思います。

フェアで完売となったほど人気

子ども発達障がい支援アドバイザー資格は、2021年9月にユーキャンにて販売が開始された発達支援関係の資格となります。当サイトでもいくつか記事を書いておりますので、基本情報に関しては下記より記事をご確認ください。

参考記事>「子ども発達障がい支援アドバイザー講座」がユーキャンにて販売開始
参考記事>ユーキャン「子ども発達障がい支援アドバイザー」資格を受講してみた!

こちらの資格は9/1に販売が開始されたのですが、10/5には在庫切れになったとこの資格を認定する団体のHPにて表記がありました。

その後も、2022年の1月と2月に開催されていた、ユーキャンの割引販売対象講座となり、沢山の受講者が誕生したという情報がSNSで確認できました。そのため、勢いが増してきている資格だと言えそうです。このサイトでは児童発達支援士を人気NO1として紹介しています。現時点では受講者数が桁違いだと思われるので、その結果は変わりませんが、四谷学院が認定している発達障害児支援士よりもこちらの子ども発達障がい支援アドバイザーの方が勢い、人気ともに高くなっていくのではないかと思われています。

ユーキャンは累計受講者数を教えてくれないので何とも言えませんが、SNSの書き込みを見る限りでは、受講者数は順調に増えているのではないかと思われます。


知名度が増せば就転職にいきる!

発達支援関連の資格は全て民間資格となります。このサイトで紹介している資格も全て民間資格です。まだ発達支援に関する国家資格が誕生していないのでこの状況は数年は続くと思われます。

そのためどの資格を取っても療育施設や放課後デイなどに就職をしようと思った時にはある程度役立つと思いますし、アピールできると言えるでしょう。しかし、面接官やその施設の人が誰も知らないような資格を持っていたとしても「なんですか、その資格?」ということになり、あまりアピールにはなりません。

そのため、民間資格を就転職に活かしたいと思ったならば、知名度が高いかどうかが非常に重要になるわけです。漢字検定やTOEICなども民間資格です。しかし、ある程度の地位を確立しているのは圧倒的な知名度があるからです。

そのうえで子ども発達障がい支援アドバイザー資格は就転職にいきるのかどうかといわれると、知名度的にはまだまだここからだと言えるでしょう。まだ認定開始から間もないこともあって、知名度の点では児童発達支援士や発達障害児支援士にかなわないのではないかと思います。しかし、前述した通り勢いはある資格なので、このまま盛り上がっていけば2023年、もしくは2024年ころには一定の知名度になっている可能性は十分にあるでしょう。

しかし、根本的な問題が・・・

資格に人気が出て一定の知名度を得ることは可能かもしれませんが、根本的な問題があります。

それは、この資格は仕事で活かすことを前提に作られていないという点です。そのことはユーキャンの販売ページにも下記のように明記されています。

当講座のカリキュラムは、お子さんが抱える発達障がいやグレーゾーン(以下、発達障がいといいます。)の基礎知識を学習し、家庭内で生活支援や成育支援ができる知識を身につけるものです。したがいまして、プロのアドバイザーとして、発達障がいをお持ちのお子さんのカウンセリングを行ったり、他者に教えたりするレベルの設定はされていません。
また、質問回答サービスにおいても、お客様ご自身やご家族などの個人的な内容に関するご質問やご相談はお受けできませんので、あらかじめご了承のうえ、お申込みください。

このようなことがハッキリと書かれています。そのため、就転職にこの資格を活かしたい!という要望に応えることは難しいと言えそうです。実際にこの資格を認定する団体に問い合わせを行った時にも、下記のようなお話がありました。

当資格は通信講座で教科書を見て学ぶだけになるので、もし実践的なスキルを習得されたいのであれば、当スクールのインストラクターからより具体的、実践的に学ぶ事をお勧めします。こちらは、1日3時間8,000円です。資格の取得とはいきませんがこちらの方がおすすめです。さらに理解をもっと深めて伝える側になりたい、と言う資格ですとインストラクター養成講座もございます。

このような解答がありました。この団体としても、資格を通信講座でただ販売したいという事ではなく、しっかりとサポートしながら身に付けて欲しいという思いが強いような印象を受けました。これは決してネガティブな事ではなく、発達支援を行う上でとても大切な精神だと思いました。

しかし、いずれにせよ子ども発達障がい支援アドバイザー資格を取得することで就転職に活かせるか!?という事に関しては、「NO」というのが答えになるのではないかと思います。繰り返しますが、この資格が悪いという事ではなく「目的に合うかどうか」という話になりますので、その点はご理解ください。

では就転職に活きる資格は?

現時点では「児童発達支援士」が筆頭になると言えるでしょう。人数の比較もしたことがありますが、発達支援界隈の資格で言えば、児童発達支援士が圧倒的に受講者数が多くなっています。ウェブサイトに最新の受講者数が明記されていますが、私が見たときには8000名を越えていました。8000名を47都道府県で割ると、1都道府県あたり170名となります。まだまだ決して多いとは言えませんが、療育施設の中に取得者がいるという事もありえるでしょう。そうなると児童発達支援士を取得していることに大きな意味が出てくるでしょう。

児童発達支援士

発達障がい児支援の資格として人気が高く、累計受講者数も圧倒的と話題の児童発達支援士の公式販売サイトです。発達障害の特性を…

ただ間違ってはいけないのは、民間資格であるため「この資格を持っていれば必ず就職できる」というたぐいのものではありません。そこの認識は間違わぬよう注意しましょう。



【まとめ】子ども発達障がい支援アドバイザー資格は転職で役に立つ資格なのか

いかがだったでしょうか?

子ども発達障がい支援アドバイザー資格は、有益な資格ではあるけれど、「就転職で役立てたい」という目的には合致しないことがお分かりいただけたでしょう。ただ非常に人気が高まっているので、スキルを身に付ける目的や我が子のために理解を深めたいとお考えの方は是非検討してみてください。

団体の方ともやり取りをした印象では、悪い印象はありませんでしたよ。この記事が皆様の参考になれば幸いです。最後までご覧頂き有難うございました。

参考記事>受講者数で圧倒!児童発達支援士は発達障害支援の一番人気資格!