ユーキャン「子ども発達障がい支援アドバイザー」資格を受講してみた!

今回は、ユーキャンが今年の9月から販売開始した「子ども発達障がい支援アドバイザー」資格を受講してみた感想を紹介したいと思います。今回は、100%私の主観を記事にまとめたという形になりますので、事実というより意見として参考にして頂くと良いかと思います。

受講した感想を分野ごとに紹介

では、受講した感想を分野ごとに解説していきたいと思います。私は児童発達支援士や発達障害コミュニケーションサポーター、チャイルドカウンセラー、家族療法カウンセラーの資格を所持しているため、そのあたりの資格との比較も交えながら感想を書かせていただきたいと思います。

>「子ども発達障がい支援アドバイザー講座」がユーキャンにて販売開始

発達障害支援チャンネル

発達障がい児支援の資格として人気の高い「児童発達支援士」とユーキャンが販売している「子ども発達障がい支援アドバイザー」資…



資格の価格

価格は税込み32,000円でした。ちなみにこれは一括払いの金額となります。発達支援関連の資格の中で言えば、安めと言えるかもしれませんね。児童発達支援士は37,400円なので5千円程安いことになります。まず初めに価格を紹介したのは、価格ありきでないと比較ができないからです。この価格帯という事は、比較対象は児童発達支援士となるでしょう。四谷学院の発達障害児支援士は10万円と高額なので、比較対象とは言えません。

この資格を販売しているユーキャンでは年に3回ほど5,000円程の割引販売をすることがあります。2022年1月に開催されていた5000円割引キャンペーンでも、子ども発達障がい支援アドバイザー資格が対象となっていましたので、タイミングが合えば27,000円程で受講することが出来そうです。今後も定期的な割引販売はあると思いますので、気になる方はユーキャンのHPを要チェックです!

教材が届くまで

申込をしてから教材が届くまでは1週間程度でした。この辺りは一般的だと思いますし、注文のタイミングによって異なると思いますので一例として。申し込みしてから教材が届くまでに2通のメールが届きます。一つは配送に関するもの。もう一つはオンライン学習システムのメールです。

このオンライン学習システムは使っても使わなくても学習は出来るようです。実際私はほぼ活用しませんでした。活用しなくてもテキストや冊子がわかりやすいので、十分学習できます。そういった勉強法でも問題はないと思います。

教材のボリュームついて

開封するとまず目に飛び込むのがユーキャンの広告。教材を目にする前にいくつもの広告を目にすることになります。さすがはユーキャンです。

教材はカラーで綺麗な印象でした。メインの教材は2冊のテキスト。ワークブックや絵カードの解説ブックがあります。ただ知識を深めるという目的での教材という事になると、やはり2冊のテキストがメインと言えます。ページ数は2冊合わせて250ページ程度で、そこまで多くはありません。イラストもかなり多いことや余白もかなり多いことから、実質的なページ数は200ページ分あるかどうかというものでしょう。

このボリューム感は、児童発達支援士と同じようなボリュームと言えそうです。

あと付録で絵カードがついてきます。絵カードの種類はそこまで多くはありませんが付録ですから、嬉しいですね。

 

サポートについて

この資格を販売しているのはユーキャンですが、資格認定をしているのは発達凸凹アカデミーという団体です。講座を学習している時の基本的な質問はユーキャンの窓口にする形になります。そのため専門的な内容を教えてくれるようなことはありません。あくまでも「試験の受け方」「テキストの不備」等の連絡となります。この点が販売している所と運営している所が違う場合のデメリットと言えるでしょう。

また別件で、資格認定をしている発達凸凹アカデミーに問い合わせをしてみましたが、とても丁寧にお答えいただけました。ただ発達凸凹アカデミーの方としても、資格を受講されている方へのサポートはあまり積極的に行われていないような印象を受けました。こちらにはインストラクター講座等の上位資格が用意されており、そちらを勧めている印象も受けたので、ユーキャンで子ども発達障がい支援アドバイザー講座を受講しても、サポートは限定的だと思われます。

この点は認定団体と販売団体が異なるか、同一なのかによって大きく変わる点と言えます。販売と認定団体の関係性については下記の通りです。

  • 児童発達支援士:認定・販売ともに一般社団法人 人間力認定協会
  • 発達障害児支援士:認定は日本発達障害支援協議会、販売は四谷学院
  • 子ども発達障がい支援アドバイザー:認定は発達凸凹アカデミー、販売はユーキャン
  • チャイルドカウンセラー:認定は一般財団法人 日本能力開発推進協会、販売はキャリカレ

このように知名度の高い資格の認定と販売団体の関係性を見ると、同一だったのは児童発達支援士の一般社団法人 人間力認定協会だけでした。他は認定する団体とは別の所が販売していることがわかります。

教材のクオリティについて

クオリティに関しては「見た目」という意味では満点を上げたいくらい綺麗に作られています。「中身の濃さ」という観点でいうとボリュームがあまり多くないこともあり物足りなさを感じました。他のサイトの口コミでも散見される「中身の薄さ」が気になりました。ただ発達障がいのことを何も知らない方がこの資格をきっかけに勉強を始めるという位置づけであれば問題はないでしょう。逆に難しい専門用語などは限定的なので、取っつきやすいかもしれません。

実際にこの資格は、ユーキャンのサイトでこのように注意書きがされています。

当講座のカリキュラムは、お子さんが抱える発達障がいやグレーゾーン(以下、発達障がいといいます。)の基礎知識を学習し、家庭内で生活支援や成育支援ができる知識を身につけるものです。したがいまして、プロのアドバイザーとして、発達障がいをお持ちのお子さんのカウンセリングを行ったり、他者に教えたりするレベルの設定はされていません。

つまり、対象は「超・初心者向け」としているのです。そういう意味では、この中身の薄さもボリューム感も納得ができます。

ただし、私はもう一つ感じたことがあります。これは考え方の問題かもしれませんが、この資格で学べることは「対処療法」に近いということです。「こういう時はこうするといいよ」この紹介が続きます。しかし言わせてもらいますが、相手は人間です。しかも障害があるとなれば更に複雑なわけです。それを「こうすればいいよ」と安易に言えるのでしょうか?一見すると良くあるトラブルに対して明確な答えを示しているので良いように見えるのですが、よくよく考えていくと「それはやったけどうまくいかなかった!」という場合はどうにもならなくなります。

ただし、これは資格を学ぶ方がどういうことを学びたいかによって、どちらがいいかは分かれるでしょう。どちらが良いか悪いかではなく、こういう違いがあるという事をお伝えしたいと思います。



試験について

子ども発達障がい支援アドバイザー資格は、テストを受けるというよりも添削課題を提出するだけで合格となります。もちろん一定の点数を取る必要がありますが、時間制限もありませんし、自宅で出来るので恐らく合格率は高いでしょう。そういう意味で、ほぼ100%ゲットできる発達支援関係の資格なので資格がほしい!という方にはお勧めできます。

ただし、先ほども紹介した通り、あまり深い内容までは学べませんので、この資格を取得したからと言ってすぐに就職できる!子育てに活かせる!というものでもないかもしれません。この資格をきっかけに、更に知識を深めていくことが大切だと感じました。実際私は、この試験課題をやるまでに2,3時間しかかかりませんでした。とっても簡単なのである程度、発達障がいについて知識がある人だと満足感は得られない可能性がありますので、そのあたりは事前に問い合わせ等をして確認しておくべきでしょう。

「子ども発達障がい支援アドバイザー」総合評価

この資格がお勧めできる対象は下記のような方です。

  • 発達支援の勉強は今まで一度もしたことがない
  • 発達支援の仕事に従事したことがない
  • 自閉症やADHDの特徴もよくわからない
  • 最近発達障がいという言葉を知り、検索し始めた方
  • 1日も早く資格が欲しい方(ただし就転職には活かせない)

参考記事>子ども発達障がい支援アドバイザー資格は転職で役に立つ資格なのか

このような方でしょう。つまり「超・初心者向け」という事です。

資格はどの資格がよい、どの資格は良くないという事はあまりないと思っています。自分の目的やレベルに「合う」か「合わない」かだけです。口コミを見ても、1000人中1000人全員が最低点をつけるとか最高点を付けるなんてありえませんよね。同じ商品でも「よい」という人と「悪い」という人がいます。それは合うか合わないかと言えるでしょう。

私にとってはこの資格は簡単すぎたためあまり満足感はありませんが、今まで全くこの分野に関与してこなかった方にとっては「見やすいテキスト」「綺麗なイラスト解説」「程よいボリューム」「わかりやすい対処法」が書かれているこの資格はきっと満足できるものだと思います。

是非資格選びのひとつの参考にしてくださいね!