発達障害支援の資格は要らなくても勉強は必須である理由

今回は、資格そのものの価値についてお話していきたいと思います。私は10以上の資格を取得してきました。そして資格は取らなかったが、教材を取り寄せて勉強したものは数十もあります。その中で私は発達障害の資格に特化したサイトを立ち上げたわけですが、それがなぜなのか?お話をしていきたいと思います。これは発達障害児の支援をするうえでも非常に重要な考え方でもあるため是非ご覧ください。

発達障害を扱う業界

まず発達障害を扱っている業界についてお話をしていきたいと思います。主に「資格認定」「療育施設」「セミナー」「書籍」「児童精神科」などが発達障害を扱っている業界ということができるのですが、この業界はまだまだ固まり切っていないふわっとしている業界なんです。どういうことかと言いますと、発達障害という言葉が広く日本で広まったのはまだここ10年程度です。もっというとここ5年くらいで急激に言われるようになりました。つまりまだ期間が浅すぎるのです。例えば学習塾の業界というのは、数十年もっというと百年以上の歴史があると言えます。そのため、大手と言われる企業が明確にあり、大手の周りに中小の塾が自分たちの特色を出しながら営業しているという枠組みがあるのです。

しかし発達障害の業界はまだ歴史が浅すぎるため、大手と言われる団体がありません。恐らく資格認定に関しては、児童発達支援士を認定する一般社団法人 人間力認定協会。療育施設に関してはリタリコといった具合である程度は、形が見え始めていると言えますが、まだまだ勢力図は変わる可能性があります。

こちらもお勧め>>児童発達支援士を認定する人間力認定協会とは?

療育施設や放課後等デイサービス、就労施設なども数多くありますが、多くは国からの補助金をもらって営業しています。中には企業の税金対策として、補助金目的で、イメージアップとして運営されている所もあるというのが現状なのです。

そういったふわっとした業界なのですが、発達障害児の保護者は深刻に悩んでいます。そのため中身があまりないような施設であっても、その悩みを軽く出来るなら・・・という事でそういった場所に通わせることが多いのです。しかし内実が伴っていない施設に通わせると当然お子様の状況は悪くなる一方といったことが起こり、気づいた時には手が付けられない状態になってしまうという事もあります。

私がこのサイトを立ち上げた理由

私の親族にも発達障害児がいます。そしてその子は上記の例に当てはまるような結果になってしまった経緯があるのです。そのため、私は「正しい認知を広めていきたい」という思いでこのサイトを立ち上げるに至りました。

初めは「発達障害児支援の優良施設紹介」というサイトにしようかと思いましが、悪い施設を明確に否定することは様々なことを考えるとあまりよくはないと判断しました。そのため施設の前段階にある資格に焦点を当てたのです。私は発達障害児支援をする時に、保護者自身が最低限のスキルを持っておくことは必須だと思っています。正確な知識を持たずして、発達障害児を育てていくことは非常に困難だと言わざるを得ません。順番としてはこうです。

  1. 発達障害の知識を手に入れる
  2. 療育施設や通所施設を選定する

先に知識を手に入れる理由は、療育施設や通所施設を選定する際に、より良い判断を下せるようにするためです。ここは非常に重要です。私の親族はここができなかったから、たまたま近所にあり、時間的な都合も良かった施設に丸投げのような形でお願いをしてしまいました。その結果良くない結果に。この時に、もし彼らに最低限の知識があれば入所前に「○○の時はどういう対応をされるんですか」といった具体的な話ができ、そこの施設のスタッフのレベルや考え方、方針が見えてきたはずです。

このことは後悔しても、もう遅いのです。

失った時間は取り戻すことができません。学童期の1年間というものはとても大きな1年です。その1年を失っただけでなく、そこで自信も失った。自己肯定感も失った。皆様には同じような経験をして頂きたくありません。

そのため、かなりニッチな情報ではありますが「発達障害児支援の資格」だけに特化したサイトを立ち上げたのです。保護者の指針となるサイトを作ろうと。

発達障害児支援で資格は必要か?

結論から言いましょう。

「資格はいりません。でも資格を勉強する必要はあります」

これが私のスタンスです。別に就職をする際に活用するわけではないのであれば、当然資格があろうがなかろうがどっちでも良いでしょう。しかし、資格を勉強する必要は絶対にあります。本やインターネットで勉強するのではなく、資格を勉強する必要があります。本やインターネットで情報を得ることはして損はありませんが、それだけでは不完全です。

書籍やネットに潜む落とし穴

本を販売する側の目的は何でしょう?簡単ですね、お金儲けか知名度UPです。知名度UPもゆくゆくはお金儲けに繋がるわけですから、同じですね。つまり簡単に言えばお金儲けのためだけです。こういうと書籍を出されている方から猛反対が来そうですがお許しください。更に本というのは現代では非常に簡単に出版できるようになりました。一昔前までは原稿を書いて、出版社にもっていき、自費で数百万をかけて印刷し、書店においてもらう。という流れがありましたが、今は在庫を一切持ちませんし、書店にも並べないことが多いです。ではどこで売っているかというとAmazonです。Amazonでは、デジタル原稿を投稿するだけで簡単に出版ができます。ネット上で売れれば、そのタイミングで必要部数だけ印刷業者が印刷し、発送する。このようになりました。そのため誰でも本が書ける時代なのです。よくTwitterなんかでも出版しました!という方が多いですが、その中で書店に並んでいる本は1割程度でしょうね。つまり、今や書籍というのは「個人の感想・経験」を書くだけでも成立してしまうのです。そのためよく「○○するだけで半年で20kg痩せた方法」というような本を目にするのです。ここには医学的根拠はないことがほとんどです。基本的には「私はこうやったらうまくいった。だからあなたもやってみて。その時にはここに注意してね!」という内容です。

発達障害児の支援をされたことがある方ならわかると思いますが、そんな個人の経験って役に立ちませんよね。子供は全員違います。同じADHDでも特性は違ったりする。当たり前です。相手は人間ですからね。そうなるとこの手の本は一切役に立たないのです。むしろ「この本でこういっているから絶対そうなるはず!なんでできないの!?」といら立ちを抱えるかもしれません。長くなりましたが、書籍の落とし穴はそこにあります。当然中には素晴らしい本もあるでしょう。しかし比率で言えばそういった本はごく一握り。探すことは困難ですね。

インターネットで調べる情報もほぼ同じような問題点があります。WEBサイト作りが得意な人間が記事を量産しているのが現実です。その記事も見てもらうための工夫ばかりしていて、本質的な部分や中身は薄いままなんてことも多々あります。そのため最近ではYahooニュースやyoutubeなどでも、タイトルで誇張しすぎていて中身を見たら大したことがないという事が起こっているのです。

認定資格が持つ優位性

しかし、資格の勉強は今あげた問題点に引っかからないことが多いのです。資格として認定をすることは簡単な事ではありません。根拠や裏付け、さまざまな人に監修をしてもらいミスがないかを入念にチェックしてもらうものです。当然ですよね。資格として認定するわけですからそんな適当なものが、そんな簡単に資格になったら困ります。

また資格を運営しているのは社団法人や財団法人、NPO法人が多いため、普通の民間企業とは違い、利益ばかりを追い求めて事業拡大をしていこうとしているものではありません。あくまでも考え方を広めていき、世のためになろうというのが基本理念です。そういった点からも、「資格は必要なくても、資格の勉強が一番お勧め」と思っています。もっと簡単に言えば「信頼できる」というだけです。そのことを言うのにここまで回り道したので、長すぎましたね。すみません(笑)

ただ資格の中にも良い資格、悪い資格があります。言い方を変えると、良い考え方で運営している団体とそうではない団体があります。そこはしっかりと明らかにするべきだと思い、このサイトを立ち上げました。このサイトを運営するにあたりどの団体からも一銭も頂いておりません。依頼も受けていません。それをやると結局ねじ曲がった情報をお伝えすることになるため、今後もその予定はありません。あくまでも私個人の主観で良いと思ったところを積極的にお勧めしているサイトだとご理解ください。

人間力認定協会blog

当協会では、児童発達支援士と発達障害コミュニケーションサポーターという2つの資格を扱っておりますが、このような発達障害児…

【まとめ】発達障害支援の資格は要らなくても勉強は必須である理由

いかがでしたでしょうか?

今日はこのサイトを立ち上げた理由を紹介しました。その中に、発達障害児支援をするうえで非常に重要な基本的な考え方もちりばめることができたのではないかと思います。皆様には、決した私の親族が経験したようなミスをおかしてほしくありません。このサイトが誰か一人のお役に立てれば幸いです。